LD-3、LD-5、LD-7型手動遠心分離機
汚液(汚水・汚油)に含まれる微粒子(スラッジ)を高い遠心力で高精度濾過・回収
装置概要
- 研削・研磨工程で発生する加工液や汚液を高遠心力で濾過分離・簡単回収
- 遠心力のみで濾過分離を行う為、フィルター・濾布等の濾材は使用無
- 据え付けも簡単なコンパクト設計
特徴と原理
LD-3
回転体内処理後液を10Aノズルから90%以上直接排液する事による消泡効果
- (1)汚液を本体汚液入口から回転体内に送液
- (2)回転体の高遠心力で濾過分離し、内壁にスラッジ貼付
- (3)処理後液は10Aノズルと32A本体処理後液出口から排液
- (4)回転体(ゴムバケット)にスラッジが溜まったら装置を停止、本体蓋と回転体蓋を開けて
ゴムバケットを取り外し清掃
LD-5LD-7
コンパクト設計ながら
送液量(LD-5:50ℓ/min以下・LD-7:100ℓ/min以下)に対応
- (1)汚液を本体汚液入口から回転体内に送液
- (2)回転体の高遠心力で濾過分離し、内壁にスラッジ貼付
- (3)処理後液は排液ノズルを経由して本体処理後液出口から排液
- (4)回転体(ゴムバケット)にスラッジが溜まったら装置を停止、本体蓋と回転体蓋を開けて
ゴムバケットを取り外し清掃
装置工夫
回転体内にゴムバケットを装着、
スラッジ廃棄時にゴムバケットのみ取外し清掃(再利用可)
参考濾過分離能力(例:ガラススラッジ)
テスト機種: |
LD-5 |
テスト内容: |
50ℓ工水にガラススラッジ(0.4〜11μm:比重2.5)を1,000.mg/ℓ混入し、 50ℓ/minで循環濾過 |
[左側: 原液⇒1パス⇒2パス⇒3パス後、スラッジ回収]
|
原液 |
1パス |
2パス |
3パス |
SS濃度 |
900mg/ℓ |
390mg/ℓ |
280mg/ℓ |
160mg/ℓ |
※1 パスとは、テスト液50ℓ全量が遠心分離機を1 回通過したと想定した液です。
(50ℓ/min 送液の為、1 パス=1min 後)
※対象液質・スラッジ質/ 種類(比重)等で上記数値は変わります。(要テスト)
装置仕様
|
LD-3 |
LD-5 |
LD-7 |
濾適正送液量(最大送液量) |
1〜20ℓ/min(30ℓ/min) |
1〜40ℓ/min(50ℓ/min) |
1〜80ℓ/min(100ℓ/min) |
回転数/Hz(遠心力) |
2800rpm/50Hz(780G) 3400rpm/60Hz(1150G) |
2000rpm/50Hz(560G) 2400rpm/60Hz(800G) |
1500rpm/50Hz(400G) 1800rpm/60Hz(580G) |
回転体(ゴムバケット)容量 |
2.3ℓ |
5.4ℓ |
14ℓ |
汚液入口 |
20Aネジコミソケット |
50Aネジコミソケット |
80Aネジコミソケット |
処理後液出口 |
2ヶ所:10Aネジコミソケット(ノズル) +32Aネジコミソケット
※回転体滞留水を直接ノズル排液する事で消泡効果有り
※参考排液量「液質=工水(液質で変わります)」
10ℓ/min時:10Aノズル=9ℓ/min+32A=1ℓ/min
20ℓ/min時:10Aノズル=18ℓ/min+32A=2ℓ/min
30ℓ/min時:10Aノズル=27ℓ/min+32A=3ℓ/min |
65Aネジコミソケット |
80Aネジコミソケット |
ドレン液・エアー抜き口 |
25Aネジコミソケット |
15Aネジコミソケット |
15Aネジコミソケット |
本体材質・本体塗装色 |
SS400製(オプション:本体接液部SUS304製)・マンセル 5Y 7/1 |
回転体材質(対象PH) ・ゴムバケット材質 |
アルミニウム合金製(5以上9未満)・NBR製 |
本体寸法・本体重量 |
別図レイアウト図の通り・60kg |
別図レイアウト図の通り・100kg |
別図レイアウト図の通り・180kg |
メインモーター (日立製200V,50/60Hz 4P) |
0.75kw(オプション:異電圧) |
1.5kw(オプション:異電圧) |
2.2kw(オプション:異電圧) |
リミットスイッチ (OMRON製WLD-18N DC24V) |
オプション |
電磁ロック (OMRON製D4SL-N2FFA-D DC24) |
オプション |
回転検出センサー (OMRON製TL-N5ME1 DC24V) |
オプション |
スイッチ盤(制御盤) |
オプション |
架台 |
オプション |
送液ポンプ・配管・ホース類 |
オプション |